住まいの提案、石川。

この街で、心地いい暮らし Episode.7 – 小松市

この街で、心地いい暮らし Episode.7 – 小松市

「どの町に家を建てるか」は「どんな家を建てるか」と同じように、人生を左右する重要な選択です。石川県内の市町をクローズアップし、その魅力や暮らしやすさについてご紹介します。

2024年3月に北陸新幹線小松駅が開業した小松市は、暮らしに”ちょうどいいまち”として注目されています。その魅力について、市の移住定住・子育て支援の担当者に話を聞きました。

小松市の魅力とは?

 小松市を一言でピーアールするなら、暮らしに”ちょうどいいまち“ですね。海や山が近く、自然やおいしい食材に恵まれ、買い物や遊び場も充分揃っています。交通の便も良く、小松空港から羽田空港まで飛行機で1時間ほど。北陸新幹線小松駅が開業し、空港と駅をつなぐ自動運転バスが運行するほか、高速道路へのアクセスも良好なので移住先として”ちょうどいい“ですね。

西田 裕紀さん(左)Yuki Nishida界 亜希子さん(中央)Akiko Sakai瀬戸 宏木さん(右)Koki Seto

 小松市は世界的な建設・鉱山機械メーカー発祥の地としても有名ですし、九谷焼の産地でもあります。2021年には日本経済新聞と東京大学の調査で「多様な働き方が可能な自治体」1位にも選ばれました。多彩な産業があるので仕事の選択肢が多く、移住者の皆さんも自分らしい働き方をされています。

 また、小松と言えば”歌舞伎のまち“であり、江戸時代から曳山子供歌舞伎が受け継がれています。歌舞伎という和の文化に触れながらの暮らしは他ではなかなか体験できないと思います。子育て面ではこども園等や学童保育の待機児童がゼロで、市内に7つの高校と、大学もあり、教育環境が整っています。

小松空港は国内線4路線、国際線3路線が定期便で就航。
北陸新幹線小松駅。 こまつの杜には、超大型鉱山機械を展示。

移住・定住者へのサポート体制は?

 新しい支援制度として、新幹線通勤・通学定期券購入補助をスタートさせました。これを利用することで、小松に定住しながら富山や福井等へ勤務・進学をする選択肢が広がります。住宅を取得された方向けの定住促進支援制度では、ようこそ小松定住促進奨励金や3世代家族住宅建築奨励金などがあります。また、九谷焼の洗面ボウルやかが杉の柱、小松表畳など小松産の建材を利用する場合の助成制度もあり、定住促進支援制度と合わせて最大220万円を助成しています。

 子どもの医療費助成や小中学校の給食費無償など子育てサポートも手厚く、なかでも好評なのが赤ちゃん紙おむつ定期便です。毎月、生後3か月以降の0歳児のいる家庭を見守り訪問し、おむつを無料でお届けしています。おなかの赤ちゃん給付金では国からの給付金に市から5万円を上乗せしており、こちらも手厚いと好評ですね。小松市ではこれからもライフステージに合わせた支援を実施していきます。

木場潟公園は市民の憩いの場。木製遊具や芝生広場、貸しボート、ドッグラン等がある。
毎年5月に開催されるお旅まつり。各町の曳山が勢揃いする曳山曳揃え。

Wonderful Life住民インタビュー

東京から移住し、イタリアンレストランやカフェなどをオープンした上條夫婦。小松だからこそ叶う、理想の店づくりをしています。

小松で叶えた理想の店づくり、ここにはストーリーがある。

地産食材が豊富でイタリアンに適した土地

 私も妻も東京のイタリアンレストランで働いていました。二人とも理想とする飲食店のイメージが同じで、意気投合して結婚。2017年に妻の故郷・小松に自分たちのイタリアンレストランをオープンし、現在3店舗を展開しています。

 石川県はとにかくおいしい食材が豊富。都会で働くシェフ仲間から、うらやましがられますから。

上條 侑弘さん(左)上條 裕登さん(中央)上條 唯さん(右)
侑弘さんは千葉県出身、唯さんは小松市出身。 イタリアンレストラン「ARU」とカフェを経営し、 2024年春に新店を開業。

ARU
小松市大領中町1-227
営業時間:11:00~14:00 L.O. 18:00~21:00 L.O.
定休日:水曜、木曜
instagram.com/arukomatsu/

 地産の建材も魅力で、私たちもカウンターに小松産の滝ケ原石を使っているんですよ。食材も建材も地産のものを使えば、お客様に興味を持ってもらえます。店づくりには足を運びたくなるストーリーが大事だと思いますが、店ごとに「記念日に」「子育て中の方に」といったストーリー性を持たせて、地域に愛される演出をしています。初めての開業で不安もありましたが、創業者資金支援といった行政の助成制度を使えたことも心強かったです。

3店舗目の新店は、カウンターに滝ヶ原石を使用。
石川県産の食材を用い、季節感を大切にしたイタリアン。

家づくり・子育て世代にいいコトいっぱい!移住に“ちょうどいいまち”小松

コンパクトシティに暮らしに必要なものが揃い、移住に“ちょうどいいまち”として人気上昇中の小松市。手厚い支援制度を用意し、移住定住者と子育て世代をサポートしています。

切れ目のない、子育てサポートこまつの7つのダントツ

小松市では、妊娠期から出産・子育て・進学などのライフステージに合わせた切れ目のない手厚いサポートを実施。

① 小中学校給食費無償
② 定住促進支援制度(3世代同居・近居、市外からの転入など住宅取得で助成)
③ おなかの赤ちゃん給付金(国の支援にさらに5万円上乗せ)
④ 不妊・不育治療支援(所得制限・年齢制限なし)
⑤ こども医療費助成(18歳までのこども医療費無料)
⑥ 赤ちゃん紙おむつ定期便(見守り訪問時に紙おむつを無料でお届け)
⑦ 奨学金制度 (給付型と貸与型有り)

メイドイン小松の“いいもの”を活用小松地域産材利用促進制度

小松地域産材を利用し、小松市内の戸建住宅(延床面積75㎡以上)、店舗・工場等の新築、増築、改修または外構工事を行う場合、工事費または材料費の一部を助成。

九谷焼
かが杉

新しいライフスタイルを!新幹線通勤・通学定期券購入補助金

2024年3月の北陸新幹線小松駅開業に合わせて、小松駅を発着駅とする新幹線の通勤・通学定期券購入補助をスタート。県外の企業に通勤する市内在住者、市外の大学等に通学する学生、市外から小松大学へ通学する学生が対象です。

・新幹線は「時間に正確で速い」交通手段
・新幹線利用で、自宅から通えて家計も安心
・1か月10,000円or 5,000円を上限に利用月数分補助

空き家の活用も支援!小松市さかさまバンク

これまでの空き家バンクとは逆転の発想で、空き家を借りたい、買いたい人の想いを募集し、その情報を空き家所有者・管理者へ伝えます。

※支援制度・補助金制度の詳しい対象要件等は市のホームページをご確認ください。

小松市に住んだなら

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住まいの提案、石川。特集記事一覧 特集記事一覧

備えあれば憂いなし Volume13特集記事

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構造計算でつくる地震に強い家―家づくりにおいて、“もしも”に備えた事前の準備。それは建てる前からはじまっている―。災害と隣り合わせの私たちが安心して暮らすために、ビルダーは日々、耐震性・耐久性の高い家を追求しています。石川県において、精度の高い構造計算により「安全」と「心地よい暮らし」を両立する家づくりをご紹介します。
実例集 「暮らすほどに愛着が高まる中庭を中心としたロの字型の家」樋爪住宅研究所

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吹き付け塗装を施した白壁が、シンプルでありながら、やわらかな印象を与えるN邸。樋爪住宅研究所が設計・施工を担当した住まいのポイントは、正面から見るよりも鳥の目になった方が分かりやすい。上からのぞくと、中庭をぐるりと囲んで、ロの字型に住空間がレイアウトされているのだ。
実例集 「家時間を楽しむ1階で暮らしが完結する家」建築工房正勝

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家づくりを進める上で、ビルダーと幾度となく打ち合わせを行い、間取りや仕様が決定し、いざ着工となると、もうそこから先はお任せとなってしまうことも多い。だが建築工房正勝での家づくりは、ここからがスタート。建築途中の現場で実際の生活を想像しながらその場で、棚の位置や施主の身長に合わせた造作家具の高さを決め、図面にはなかったところに新たに収納を設けた。
実例集 「海沿いの街で自然体に暮らせる住まい」KIRIKOBO桐工房 

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小さなころから住み慣れた海沿いの街で、自然体で暮らしたい。桐工房が手がけたT邸は、仕事から帰ったご夫婦が心からリラックスして過ごせるプライベートな住空間といえる。たとえば、幅広の白いガルバリウムに、木目の表情が豊かなレッドシダーを配した外観は、洗練されたシンプルさの中に温かみを感じさせる。
実例集 「現代のエッセンスを吹き込んだ町家リノベーション」LACLAS ラクラス

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金沢市を中心に、住まいのかかりつけビルダーとして地域住民の家づくりに寄り添ってきたラクラス。新築はもちろんのこと、リノベーション分野の評価も高く、専門知識が必要とされる古い町家リノベーションにおいても多くの実績がある。
Side Story Speciality 02 「空間を創造する、オーダー家具の世界」

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ずっと昔から、そこにあったかのような空気感をまとうアームチェアとテーブル。長町武家屋敷跡にあるタイ料理店「海月が雲になる日」で、その家具は静かに客人を待ち受けている。手掛けたのは、FREY Designの家具デザイナー 甲斐 晋氏。店舗デザイン、建築設計などを行い、数々のデザイン賞を受賞している。
食と空間 File.7「炉ばたとワインの酒場 nomo」

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小松駅から徒歩5分。「炉ばたとワインの酒場」の文字が印象的なのれんが揺れるのは築50年以上の古民家を改装して誕生した炉ばたとワインの酒場「nomo」(のも)。同じく小松駅近くにある人気店、ワインの酒場「mono」(もの)の二店舗目として2024年2月にオープンしたばかり。
この街で、心地いい暮らし Episode.7 – 小松市

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2024年3月に北陸新幹線小松駅が開業した小松市は、暮らしに"ちょうどいいまち"として注目されています。その魅力について、市の移住定住・子育て支援の担当者に話を聞きました。小松市を一言でピーアールするなら、暮らしに”ちょうどいいまち“ですね。海や山が近く、自然やおいしい食材に恵まれ、買い物や遊び場も充分揃っています。
− 店舗兼用住宅 −「サロンと自宅。三角形はふたつ」空間デザインと照明計画で”非日常”を演出 asita – ディレクト

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白山市の、とある住宅地。角地をとらえた航空写真が面白い。正方形の敷地に、長辺を向かい合わせるようにサイズの異なる三角形がたっている。ふたつ並んだ建物の正体を明かせば、小さい三角がプライベートサロン「asita」、大きい三角がご夫婦と二人のお子さんが暮らすIさんご一家の居住空間だ。
− 店舗兼用住宅 −「空き家をリノベ。ほっとやすらぐカフェに」仕事も、暮らしも”心地いい”を求めて CAFE BALMY – 大同建設

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小松市役所から徒歩1分、火曜から金曜の昼だけ開く素敵なカフェがある。「CAFEBALMY」。店名の書かれた看板がなければ見落としてしまいそうな街中の隠れ家もまた、仕事と暮らしを両立した店舗併用住宅だ。
− 店舗兼用住宅 −「オンとオフ。暮らしにスイッチを」ライトグレーの外観が美しいサロンアンティーク家具が彩る癒しの空間 hair salon Eimmy – 樋爪住宅研究所

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プライベートな時間を大切にしながら、仕事にも全力で熱意を傾ける。そんな理想の”職住一体“を実現する店舗併用住宅の上手な実践例が、金沢市田上本町のヘアサロン「Eimmy」だ。
無垢の杉材に囲まれて暮らす家族とペットにやさしい平屋「木の彩(KINOIRO)」

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スペシャルリポート「木の彩」(KINOIRO)無垢の杉材に包まれて暮らす家族とペットにやさしい平屋ガルバリウム屋根とレッドシダー木材をバランスよく配した外観。深みのあるカーキの吹き付け塗装の色調は、施主がもっともこだわったところ。