住まいの提案、石川。

食と空間 File.6 「欧風ビストロ GRIVE」

食と空間 File.6 「欧風ビストロ GRIVE」

石蔵で味わうカジュアルな創作フレンチ

JR小松駅すぐそばに佇むどこかレトロな雰囲気の欧風ビストロGRIVE(グリブ)。ナチュラルな暖かさを感じさせる優しい外観とは対照的に、一歩足を踏み入れると現れるのは、重厚な蔵の入り口。昭和7年に建てられた石蔵を、創作フレンチのレストランにリノベーションした。日常生活ではなかなかお目にかかることができない、貴重な歴史的建造物の雰囲気を感じられるのが面白い。

暖かみのあるナチュラルな外観。

 元々は九谷焼の生地を保管する為の蔵だったという。どっしりとした重みのある鉄扉に分厚くゴツゴツとした石の壁。扉を閉めてしまえば火事になっても燃え広がることはないのだという。何十年もそこに存在し続けた重厚な石蔵の存在感に歴史を感じる。

一歩お店に足を踏み入れると重厚な石蔵の入り口が現れる。

コロンとしたフォルムにツグミの絵が 可愛らしい看板。

10年以上もフレンチの修行をしてきた店主が腕を振るう 厨房。

 蔵の雰囲気はできるだけ残したいという店主の願望通り、築90年の歴史を持つ窓、厚みのある石壁、剥き出しの梁、長い時間を経て魅力がました柱、どれも今では同じものを作り出すことはできない貴重なものが随所に存在していて、しっかりと歴史を感じることができる。過去と現在の調和された空間。間口は狭く奥に長い昔ならではの造りも面白い。見た目だけではなく、石壁による断熱性で、一度店内の温度を調整すれば長く適温を保つことができるのだとか。夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができる。

剥き出しの梁が開 放的な天井。

長い時間蔵を支 えてきた大黒柱。

そのまま残された窓や階段には、石蔵の名残が感じられる。

開放的な店内・大人数での宴会にも対応

 蔵の入り口の向こう側は、外観と同様暖かさを感じる空間が広がる。一階二階共に広々としており、70名が着席できる。入り口から想像するよりも遥かに広い造りに驚く。店内の椅子やテーブルもお店に合わせて店内にピッタリと収まるよう造られている。

気軽に食べられる華 やかな創作フレンチ。大皿でのコー ス料理が人気。

ご家族やご友人と気軽に楽しんでいただける店にしたいと話す 店主の西 政宏さん。

欧風ビストロ GRIVE

小松市土居原町401-2 tel 0761-58-1738
営業時間 18:00~2:00 定休日 不定休

リノベーション設計・施工
客席テーブルと椅子の造作:株式会社 KU・ART

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