朝から夜までずっと温もりに包まれる幸せ「桐工房」 vol.08号特集記事
冬の朝もすっきりと目が覚める家
暖冬と言われても、北陸の冬は寒い。窓の外に雪がちらつく冬の朝もすっきりと目が覚めて、軽やかに1日の活動を始められる家は、住み心地の良さの証ではないだろうか。
桐工房で家を新築し、床下エアコンを採用したMさんご一家は、快適な冬を迎えている。
「以前住んでいた家では、冬の朝は鼻が冷たくて目が覚めていました。今は、帰宅して玄関ドアを開けた瞬間も以前のような寒さを感じることはありませんね」と、新しい家の性能に満足している。
Mさんご一家が選んだ床下エアコンとは、床下に設置した高性能エアコンから暖気を送り、輻射暖房効果で全館暖房を実現するシステム。一見、床暖房と同じように見えるかもしれないが、設置した場所だけを温める床暖房とは異なり、床下全体を温めて暖気を室内に広く行き渡らせることができる。室内の暖かさを再利用する省エネ効果もあるほか、冬には室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻すため、空気の乾燥を防ぐ効果も期待できるという。
Mさんご一家は、ハンディキャップを持つお子さんが床をずり這いする事情もあり、当初は床暖房を検討していた。だが、床暖房による低温やけどの心配や故障した場合の設備の入れ替えのしやすさも考慮して、桐工房が提案したのが床下エアコンだった。
快適な家は、心と時間のゆとりをつくる
Mさんの住まいは、1階だけで生活のほぼすべてが完結する。手洗いや入浴などのサポートが必要なお子さんの介助がしやすいようにと設計された広々とした水回り、どこにいても家族の気配が感じられる吹き抜けのある空間設計が特徴的だ。
開放的な空間であればあるほど、暖房効率が気になるところだが、M邸には基礎断熱と床下換気、床下エアコンに加えてマーベックスの「澄家」第一種熱交換型セントラル換気システムを併用することで、家中どこにいても快適な室温が保たれている。
「以前は、夏は暑く冬は寒い家でした。トイレや水回りは特に酷く、床を這って動く子どもにはとても厳しい環境だったと思います。私たちにとっても同様に、トイレには専用の暖房設備を置いていたほどです。今の家は水回りも暖かいので大変満足しています」
快適空間を実現した新しい家では、ご主人はDIY、奥様は手芸や木工など、それぞれの趣味に時間を割く余裕も生まれた。床下エアコンのシステムで充分暖かいM邸ではあるものの、この冬は初めての薪ストーブの活用も楽しみにしているという。 家族みんなが温もりに包まれて巣ごもりを楽しむ冬の時間。Mさんご一家の新しい冬の暮らしが始まった。
桐工房
〒921-8002 金沢市玉鉾5丁目1
tel 076-259-0878
http://kiriko-bo.com/
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