住まいの提案、石川。

スペシャルリポート「桐工房」

スペシャルリポート「桐工房」

スペシャルリポート「桐工房」
旅するように、くらしを”楽しむ” 住まい

将来を誓い合った若い二人は南の島のリゾートへ。子どもが産まれてからはにぎやかなテーマパークで一緒に遊ぶ。そして、育児がひと段落した後は文化の薫る街をぶらりと巡る。人生を歩んでいく中で、”旅“の目的地はどんどん変わっていく。同じように、家族構成や趣向の変化に合わせ、くらし方ももっと自由に楽しめたらいい。

 モデルハウス「KIRI VILLA」は、そんな思いをコンセプトに、内灘町西荒屋にオープンした。吹き抜けの大空間に、プライベートを確保した庭や居住スペースから独立した趣味室など、あくまでもシンプルなデザインで統一しており、住む人によって多種多様なくらし方をイメージできる。

 モデルハウス「KIRI VILLA」を通して、皆さんは人生のどんな旅のワンシーンを思い描くだろうか。20代のカップルも、シニアのご夫婦も、幅広い世代にご覧いただき、これからを見据えたくらし方をぜひ想像してほしい。

門扉から玄関へと続くアプローチ。雨や雪がちらついていても気にすることなく、駐車場 へと移動できる。屋根材や敷石など、和のテイストも加わっており、幅広い世代が落ち着き を感じる雰囲気を漂わせている。

別荘のようなゆとりを日常に

中庭を設計し、大開口から注ぐ自然光が室内をやさしく包み込むリビング。

大開口の向こうには、シンボルツリーとゆるやかな曲線を描くアプローチの美しい天然芝の庭。塀に囲まれ、プライバシーもしっかりと確保している。周りの視線を気にせず、ゆっくりと暮らすことができ、別荘のようなゆとりを日常にとり込んでいる。奥には、土間の趣味室も見えるだろう。アウトドアに関するグッズを収納してもいいし、アトリエとして使ってもいい。一つの自由な空間が、くらしの楽しみ方を無限に広げる。

間接照明をうまく配した玄関スペース。家族が日常的に使うシューズクロークは目隠しとなっており、常に 広々とした空間で来客を迎えることができる。白を基調に、木の温もりが包む玄関には清潔感が漂っている。

上質をまとうシンプルデザイン

造り付けの洗面カウンターも白を基調に。鏡面も十分なスペースを確保し、家族が並んでも余裕をもって使える。

随所に見られるデザイン性の高い照明もぜひチェックを。ほかにも、観葉植物やちょっとした小物も家づくりの際の参考になることだろう。

あえて仕切らず、自由にくらす

壁で隔てず、ワンフロアとなった2階。カウンターを設け、テレワークや勉強スペースとして使える。また、ラワンベニヤをそのまま見せる天井は勾配を生かした造りになっており、変化に富んだ設計が住む人の 遊び心をくすぐる。

吹き抜けとなっており、1階・2階のどこにいても、ほどよくつながりを感じられる。

2階は壁で完全に仕切らずワンフロアの造り、LDKは吹き抜けでと、住まい全体が一つの大空間になっている。このような設計としたのは、来場者一人ひとりに、理想のライフスタイルを想像してほしいから。このまま広々と使うこともできれば、後から壁を施工して寝室や子ども部屋をつくることも可能。住む人やライフスタイルの変化に合わせ、くらし方は自由にデザインできる。

自然素材のやさしさに包まれて

「KIRIVILLA」は自然素材を採り入れた住まいでもある。屋内の床はタモ、屋外デッキスペースの壁や天井はレッドシダーと、それぞれ無垢材を採用した。くらすほどに落ち着いた色合いへと深みを増していく経年変化も楽しみの一つ。加えて、すべての壁はエッグペイントとし、天井はツガやラワンベニヤで仕上げている。自然素材のやさしさと木の温もりに包まれた住空間がくらしに豊かな安心を与えている。

屋内と屋外をつなぐデッキスペースも自然を感じるスポットの一つ。壁や天井材には1本1本濃淡の異なるレッドシダーを採用した。

視線を遮らないスケルトン階段。その横の天井材にはツガを用いている。

壁全体はエッグペイント、天井にはツガやラワンベニヤを使っており、自然素材のやさしさが住まい全体を包み込んでいる。

POINT.01 プレウォール工法

“北陸”を想定したモノコック構造

桐工房は「プレウォール工法」を全棟に標準採用している。プレウォール工法とは、木質構造パネル・プレウォールで施工するモノコック構造で、点ではなく壁面全体で家を支えることで、大空間・大開口を実現しながら高い耐震性を実現する。加えて、湿気や結露への対策も万全で、トップレベルの性能を誇る断熱材・フェノールフォームも採用。高耐久性、高気密・高断熱による省エネ性にも優れ、寒さの厳しい“北陸”を徹底的に考えた住まいと言える。

POINT.02 断熱等級 7

外張り断熱で最高等級
「KIRIVILLA」は、世界最高ランクの断熱材・フェノールフォームによる外張り断熱の住まいで、開口部も高性能なトリプルガラスや樹脂サッシを採用した。その性能は断熱性能等級(断熱等級)で最高等級となる「7」にランクされており、省エネ性は新しい時代の住宅のあり方を示す「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」基準を上回る。各種補助金や税制優遇の対象にもなっている。

POINT.03 耐震等級 3

最高ランクで命と財産を守る
「KIRIVILLA」の耐震等級は最高等級の「3」。耐震等級1は、数百年に1度、極めてまれに発生する大地震(震度6強~7)でも倒壊・崩壊しない程度と定義されており、3はその1.5倍の耐震性能を誇る。消防署や警察署と同程度の耐震性能とされ「、KIRIVILLA」には安全・安心の住空間が広がっている。ジャンボジェット機にも使われる一体構造・モノコック構造が、高い強度を実現している。

POINT.04 熱交換換気システム sumika

理想的な空気環境を実現
「KIRIVILLA」は24時間全熱交換型換気システムsumikaを採用。ハウスダストなどがたまりやすい床面から排気することで、アレルゲンを取り除き、理想的な空気環境をつくりだす。また、冷暖房で快適に保たれた室温を再利用しながら空気を入れ換えることも可能だ。冷暖房効果が高まり、省エネ性にも優れている。さらに、床下エアコンと送風ファンを設置しており、空間全体を快適な室温に保つことができる。

お問い合わせは

桐工房 (きりこうぼう)
〒921-8002 金沢市玉鉾5丁目1
tel 076-259-0878
fax 076-259-0875
https://kiriko-bo.com/

VOL.12 住まいの提案、石川。 ¥300

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