この街で、心地いい暮らし Episode.1 – 能美市
「どの街で家を建てるか」は「どんな家を建てるか」と同じくらい人生を左右する重要なポイントです。石川県内の市町をクローズアップし、その魅力や暮らしやすさについてご紹介します。
能美市 齊田 彩香さんにお話を伺いました
第1回目にご紹介するのは能美市。東洋経済『都市データパック』編集部が発表している「住みよさランキング」では常に上位にランクインしています。人気の理由について地域振興課の齊田彩香さんにお伺いします。
能美市の魅力、暮らしやすさとは?
能美市では子育て世代に対して産前産後から育児まで切れ目のない支援をしており、子育て環境の良さには自信があります。18歳までの医療費を助成し、窓口での支払いは基本的に無料ですし、不妊治療費助成や妊娠・出産にともなうママの病気の医療費助成もあります。
産前産後の不安には、母子保健コーディネーターと呼ばれる助産師・保健師に相談することができ、簡単な家事や育児をお手伝いするヘルパーを市が派遣する制度もあります。保育園では生後2か月児、病後児を受け入れるなど手厚い保育サービスをしています。
学校教育では市内の全小中学校をコミュニティ・スクールとし、地域と学校が一緒に子どもの成長を支えています。能美市ならではのユニークな授業もあり、例えば能美市特産の丸いもやゆずの収穫体験をするなど、子どもたちは自然とふれあいながら、さまざまな経験をしています。
移住・定住先として能美市が人気の理由は?
能美市に移住した方にその理由を伺ったところ、「ちょうどいい田舎だから」というお答えがありました。能美市は金沢と加賀の中間に位置し、どちらへ行くにもアクセスが良く、小松空港も近い。自然が豊かで、動物園や公園、図書館など文化施設も充実。まさに快適に暮らせるちょうどいい田舎です。
土地の価格が比較的安く、広い土地を購入しやすいことも人気の理由で、敷地の広い家屋を建て、複数台分の駐車場を設けることも可能です。広いスペースを活かし、家庭菜園やバーベキュー、ペットと暮らすなど家族で毎日を楽しめます。定住促進補助金制度やU・I・Jターン就職者対象の家賃補助制度もあり、移住者の皆さんは上手に活用されています。
また、市内への企業誘致が好調で、優良な企業が進出しているため、U・I・Jターン後の就職先も豊富です。2020年からは実際に移住された方の中から移住アンバサダーを選出し、能美市の魅力を発信しています。これからも住民の皆さんと行政が一緒になり、市のキャッチフレーズでもある〝したいこと、能美市だったら叶うかも〟を実現できる街づくりをしていきたいです。
Wonderful Life住民インタビュー
バリスタとして美味しい水に惹かれました
2017年に横浜から能美市へ移住し、イタリアンレストランを開店しました。妻はシェフ、私はバリスタをしており、夫婦ともに石川県出身なので、いつかは地元で店を開きたいと思っていました。能美市を選んだ理由は、理想の店づくりができる条件が揃っていたからです。
金沢で店舗を借りると初期費用やランニングコストが高額になり、料理の価格に反映せざるを得ません。土地の価格が安い能美市なら、無理せず店舗兼住まいを建てることができ、質の高い料理をリーズナブルにお出しできます。バリスタとして仏大寺の美味しい湧き水に惹かれたというのも理由ですね。コーヒーの味は豆と水で決まりますから。お客様から「水に呼ばれて、ここへ来たんだね」と言われ、運命的なものを感じています。
イタリア料理店 イルボッツォロ
石川県能美市仏大寺町2 tel 0761-58-0540 営業時間 11:30~15:00、18:00~23:00 定休日 月曜
地域の皆さんとはつかず、離れずのいい関係
店を開くにあたり、市から補助金を受けられる能美市創業支援事業補助金制度を利用しました。市の担当者さんにも親身になっていただき、心強かったです。移住して3年が経ちますが、町内の皆さんとは、つかず離れずのいい距離感の関係です。
農家さんが野菜を分けてくれ、それを店で出したり。都会にありがちな隣に誰が住んでいるかわからないということもなく、顔が見えるお付き合いができて安心です。海、山、川がすぐ近くにあり、市内に動物園や大きな公園もあるので子育てをするにはもってこいの環境だと思いますよ。私たちも、のんびりとしたペースで理想の暮らしを楽しんでいます。
VOL.13 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.12 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.11 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.10 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.9 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.8 住まいの提案、石川。 ¥300
VOL.7 住まいの提案、石川。 ¥300