住まいの提案、石川。

料理がもっと楽しくなる家族みんなのキッチン vol.07号特集記事

料理がもっと楽しくなる家族みんなのキッチン vol.07号特集記事
背面の収納にもバイブレーション加工を施したステ ンレス製天板を採用。キッチンは、機能的ですっきりとしたデ ザインだ。

吹き抜けのある開放的なLDKに置かれた造作キッチンを中心に、ダイニング、ウッドデッキ、庭へとつながるM邸。キッチン上には2階の空間とつながる室内窓が設けられ、1階のリビングや和室だけでなく、2階にいる家族の気配も感じながら調理できる。

「使い勝手が限定されていた旧宅の狭いキッチンでは、料理をするのはいつもひとりでした」と話す奥様が、新築にあたって選んだのはアイランドキッチン。

四方の空間に余裕を持たせた配置と奥行きのある広々とした天板を採用したことで、キッチンが家族みんなの拠点のような場所になったという。

料理を作る人は、ひとりから2人、3人となり、ある時はご夫婦で、ある時は子どもたちと一緒にと、みんなでキッチンに立つ時間が増えたそうだ。

現在、ひとり暮らし中の息子さんと娘さんも帰省し て、家族みんなでのランチタイム。冬は奥に見える薪ストーブ で調理を行うことも。

さらに、春夏は庭でバーベキューやお茶の時間を楽しんだり、秋冬はリビングの薪ストーブで煮込み料理をしたり、ピザやお餅を焼いたりして、年間を通じてキッチン+αでの食の楽しみも広がった。食事は、家族をつなぐ大切なコミュニケーション。

毎日の料理をみんなの顔を見ながら一緒に作り、一緒に味わうという、シンプルで尽きない幸せがここにある。

キッチンの側面に立って調理できるのは、アイ ランドキッチンならではのメリット。M邸のキッチンは奥行きの ある作業台のため、調理中の道具や出来上がった料理の置 き場所にも困らない。
キッチンのテーブル側には、毎日使 う小物や文具、ホットプレートなどの大きな調理家電などを 収納。

本誌では、キッチンから見える家族時間にクローズアップし、それぞれの過ごし方をご紹介しています。

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石川県小松市出身。愛知工業大学卒業後、東京の店舗設計施工会社などを経て、2014年、石川県にて一級建築士事務所SWAY DESIGNを開設。2018年株式会社SWAY DESIGNとして法人化。不動産の有効活用を提案する不動産事業をはじめる。
「小松 雄二」建築家が語る、住まいづくりの視点

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福井県出身。金沢工業大学を卒業後、ゼネコンや大手住宅会社などでの勤務を経て、1992年、石川県金沢市に一級建築士事務所 『でざいん こま』 を開設。日曜大工など物作りが大好きで、家づくりにおいても造作家具や造作建具など細部に活かされている。